以前「アオモンイトトンボ その2」でも書きましたが、アオモンイトトンボのメスの体色は、通常の褐色型とオスと同じ色彩の同色型(オス型メス)が知られています。
この同色型が見られる割合は地域によって異なるようで、『沖縄のトンボ図鑑』(いかだ社, 2007)によると沖縄県内では同色型のメスは少なく、『日本のトンボ 改訂版』(文一総合出版, 2021)では北方の産地ほど同色型が増える傾向がある、とされています。
そこで、今回は沖縄県名護市で同色型を探してみましたが、確かに私が知っている東京や千葉よりも少ないように感じました。
アオモンイトトンボのオスと同色型のメスは、1枚目の写真のように緑色系の個体もいれば、2枚目のように青色が強い個体もいることがわかります。