コバネアオイトトンボ♂/2005.10.30
KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL+MINOLTA STF135mmF2.8[T4.5]+MINOLTA プログラムフラッシュ5600HS(D) (T5.6 1/80 ISO200)
アオイトトンボの仲間(
Lestes属)は、関東ではアオイトトンボ、オオアオイトトンボ、コバネアオイトトンボの3種が生息し、オオアオイトトンボとコバネアオイトトンボは晩秋まで成虫を見ることができます。
今回の写真のコバネアオイトトンボは全国的に激減しているトンボで、残念ながら関東でも茨城県と栃木県のごく一部でしか見られません。
コバネアオイトトンボ♀/2005.10.30
KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL+MINOLTA STF135mmF2.8[T4.5] (T5.6 1/60 ISO200)
オスの複眼は水色で大変美しく、メスは一見地味ながら晩秋がよく似合う色合いでこれもまた魅力的な美しさです。
コバネアオイトトンボ♂/2005.11.05
KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL+MINOLTA STF135mmF2.8[T4.5] (T5.6 1/100 ISO200)
コバネアオイトトンボ♀/2005.11.05
KONICA MINOLTA α-7 DIGITAL+MINOLTA STF135mmF2.8[T4.5] (T5.6 1/400 ISO200)
全国的に激減している希少種でありながら注目されることが少なく、生態解明や激減の要因に関する研究も進んでいないように感じます。
近年では、ベッコウトンボやマダラナニワトンボのようにある時突然姿を消す事例もあり、「アキアカネ その1」でも触れたネオニコチノイド系農薬の影響も疑われます。
いずれにしても、手遅れになる前に原因究明と保全対策が行われることを願ってやみません。