ヤンバルオニヤンマ

ヤンバルオニヤンマ♂/沖縄本島北部/Aug. 2024
SONY α9III+SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM+1.4x Teleconverter+フラッシュ (F11 1/100 ISO1600)

ヤンバルオニヤンマ

ヤンバルオニヤンマ♂/沖縄本島北部/Aug. 2024
SONY α9III+SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM+1.4x Teleconverter+フラッシュ (F11 1/100 ISO500)
※トリミング、上写真と同一個体

※当ページでは、当初は本種をオニヤンマとしていましたが、2025年、奄美群島の個体群がアマミオニヤンマ(Anotogaster amamensis amamensis)として新種記載され、さらに沖縄島個体群はアマミオニヤンマ沖縄亜種(ヤンバルオニヤンマ)(A. amamensis yambarensis)として記載されたため、当ページの和名をヤンバルオニヤンマに修正いたしました。

※2025年の新種記載を受け、以下、文章の追記と打ち消しになります。
現在、日本にはオニヤンマ科オニヤンマ属のトンボとして、本土のオニヤンマ、奄美群島のアマミオニヤンマとその亜種である沖縄本島のヤンバルオニヤンマ、石垣島及び西表島のヒロオビオニヤンマが生息しています。

ヒロオビオニヤンマは、オニヤンマよりも腹部の黄色斑が腹面で拡がりよく発達します。
アマミオニヤンマ及びヤンバルオニヤンマも腹部の黄色斑が腹面で発達し、オニヤンマとヒロオビオニヤンマの中間的な黄色斑を持つと言えます。
ちなみに、オニヤンマは朝鮮半島及び中国に、ヒロオビオニヤンマは台湾、中国、東南アジアにも分布しています。

沖縄本島で見られるオニヤンマは本土のオニヤンマと同種ですが、沖縄島個体群とされています。

現在、オニヤンマは国内では本土個体群、奄美個体群、沖縄島個体群の3つに分けられ、このうち奄美個体群と沖縄島個体群は腹部の黄色の斑紋が腹面で拡がる特徴があります。
一方、石垣島及び西表島にはヒロオビオニヤンマという別種が生息します。
ヒロオビオニヤンマも腹部の黄色斑が腹面で拡がり、メスではよく発達します。

つまり、奄美個体群と沖縄島個体群は、本土個体群のオニヤンマとヒロオビオニヤンマの中間的な黄色斑を持っていると言え、今後、亜種に分けられるかもしれません。

上の写真1~2枚目(同一個体)はオスです。
真夏の暑い午前、農道を飛んでくるヤンバルオニヤンマを観察していると、林縁の低い位置によく止まる個体がいることに気が付き、撮影できました。

ヤンバルオニヤンマ

ヤンバルオニヤンマ♀/沖縄本島北部/Aug. 2024
SONY α9III+SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM+1.4x Teleconverter+フラッシュ (F11 1/30 ISO500)
※トリミング

同日午後、場所を変え、林内の道を歩いていると枝にぶら下がるメスを遠方から偶然見つけました(写真3枚目)。
横位置から撮影したのち、背面側に回ろうとしたら飛んで逃げられました。
落ち着いていると思って油断したのが敗因。
もっと慎重に動くべきでした、残念。