スナアカネ♂

スナアカネ♂/沖縄県名護市(沖縄本島)/Nov. 2023
SONY α7IV+SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM+1.4x Teleconverter+フラッシュ (F8 1/500 ISO2000)
※少しトリミング

スナアカネは日本には分布しない「飛来種」で、主に秋に大陸から飛来したものが日本各地の沿岸部を中心に見られます。
中国、インド、中東、南ヨーロッパ、アフリカにかけて広く分布するトンボで、日本への飛来ルートは、夏~秋の台風や偏西風による南方ルートと、秋~冬の北西季節風による北方ルートの2つが考えられています。

スナアカネ♂

スナアカネ♂/沖縄県名護市(沖縄本島)/Nov. 2023
SONY α7IV+SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM+1.4x Teleconverter+フラッシュ (F8 1/500 ISO400)

今回の写真は、沖縄本島の名護市(名護湾側)で2023年の11月下旬に撮影したものです。
同行者の確認数も含めると、少なくともオスは5個体以上、メスは2個体が見られました。
いずれも成熟個体です。
(ちなみに2023年の秋は本土でも多数のスナアカネが確認されているようです。)

スナアカネ♀

スナアカネ♀/沖縄県名護市(沖縄本島)/Nov. 2023
SONY α7IV+SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM+1.4x Teleconverter+フラッシュ (F8 1/500 ISO1000)
※少しトリミング

台風の多い沖縄は南方からの飛来が考えられますが、この時期の沖縄は北西の季節風が強く吹くため、北方ルートの可能性も考えられます。
しかし、北方ルートの飛来種とされるタイリクアキアカネやオナガアカネは見られない(記録はあるようです)ので、やはり南方からの飛来なのでしょうか?