日本産サナエトンボ科の中で最小サイズのチビサナエ(九州南端~奄美大島・徳之島に分布)。
その沖縄諸島亜種がオキナワオジロサナエです。
沖縄諸島と言っても、沖縄本島(恩納村・金武町以北)・阿嘉島という特異な分布を示します。
大きさは、成虫の腹長26~28mm、幼虫(ヤゴ)の体長14~16mm。
このサイズですと礫が多い場所では羽化前の幼虫を探すのは容易ではありません。
この日も気づかずいつの間にか羽化を終えて飛ばれてしまうこともしばしば。
それでも羽化数が多いので撮影は楽です。
特に上の写真のように砂地では幼虫が黒く目立つことがあり、羽化開始前でも見つけやすいと思います。
とは言え、カメラで接写するときは他に羽化中の個体がいないか足元注意です。
やんばるの渓流では羽化数が多く、時期とポイントを間違わなければ最も簡単に羽化を見ることができるトンボと思います。