アオモンイトトンボ♂

アオモンイトトンボ♂/東京都江東区/2000.08.09
OLYMPUS OM-4+TAMRON SP90mm F/2.8 MACRO1:1

アオモンイトトンボは、海岸近くの地域に多く(海岸ではない)、内陸部に行くと少なくなるトンボです。
東京の区部ではお馴染みのトンボで、池や湿地、人工的な場所でもよく見られます。
沖縄でもリュウキュウベニイトトンボの次によく見られるイトトンボではないでしょうか。

身近なごく普通のイトトンボですが、よく見るとオスは非常に美しい色彩をしていることがわかります。
全体的な色彩バランスはもちろん、腹部第二節背面のメタリックブルーの輝きは一体何でしょうか?

当時、「Dragonflies of Four Seasons 里山のとんぼ」(むさしの里山研究会)という写真集の中で、互井さんが撮られたアオモンイトトンボ♂の写真があり、その美しさから自分もそのような写真が撮りたいとレンズを向けていた記憶があります。

アオモンイトトンボ未熟♀

アオモンイトトンボ♀(未成熟)/千葉県印西市/2001.06.23
Canon PowerShot Pro90 IS (F3.5 1/250 ISO50)

一方、アオモンイトトンボのメスは、未成熟時は鮮やかなオレンジ色をしており、まるで別のトンボのようです。
さらにメスは、成熟すると褐色になるタイプと、オスと同じ色彩をしたオス型メスの2タイプがみられます。

・「アオモンイトトンボ その2」につづく