「ヤンマ」と名がついていますが、ヤンマ科のみに寄生するわけではありません。
ヤンマ科では寄主としてミルンヤンマが知られ、その他、ノシメトンボやナツアカネなどのアカトンボの仲間(アカネ属)が知られています。
ミルンヤンマとこれらアカネ属は、分類上はもちろん生息環境も全く異なり、一体なぜこれらのトンボで特異的に発生するのでしょうか?
私は冬虫夏草の分類には詳しくないので勝手な想像に過ぎませんが、ヤンマタケの中でもミルンヤンマとアカネ属で寄主によって別種である可能性はないのでしょうか?
他の冬虫夏草と同様、ヤンマタケも毎年同じ場所でみられることがあります。
今回の撮影場所でも、この日は掲載の写真以外に2個体(いずれも寄主はノシメトンボ)が見つかりました。