2024年4月に発売されたLAOWAの10mm超広角レンズでの撮影です。
トゲオトンボのサイズでも、この体型ではAFは厳しいですが、AF/MF切替スイッチがあるので素直にMFで狙うのがベター。
また、α9IIIには「プリセットフォーカス/ズーム」機能があり、単焦点レンズでは任意のフォーカス位置を登録してカスタムキーを押すだけでフォーカス位置を呼び出せるので、今回のようなシーンでもすぐにフォーカス位置を呼び出して調整できました。
また、フォーカス位置の登録はカスタムキーを長押しするだけなのでその場ですぐに変更することもできます。
この機能はSONY製以外のレンズでも可能(このLAOWAと手持ちのTAMRONで確認)ですが、複数のレンズを登録して各々呼び出すにはレンズごとに別のカスタムキーを割り当てる必要があります。
LAOWA 10mm F2.8は最短撮影距離12cm(0.24倍)という近接能力も特徴で、今回のトゲオの写真では翅の先がレンズに触れるくらいまで近づいています。
ただ、近接時は歪みが大きくなるため、トンボのような小さな被写体では画面中央付近に配置した方が良いです。
昆虫写真では使える場面は限られますが、10mm超広角でAFが使え近接能力も高い唯一無二のレンズであり、魚眼レンズの代わりとしても使ってみたいと思います。