スナアカネ

スナアカネ♂/沖縄県名護市(沖縄本島)/2015.10.25
SONY α77II+SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM+フラッシュ (F5.6 1/1250 ISO200)

沖縄にはアカトンボの仲間(アカネ属)はいないため、見つけたときはドキッとします。
10月下旬頃になるとようやく日中の暑さもやわらぎ、昼過ぎに名護湾の海岸を散歩していた時に出会ったのがこのスナアカネです。

スナアカネは日本には分布せず、主に秋に大陸から飛来したものが各地で記録されています。
もちろん沖縄で観察される個体も大陸からの飛来と考えられています。

スナアカネ

スナアカネ♂/沖縄県名護市(沖縄本島)/2015.10.25
SONY α77II+SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM+フラッシュ (F5.6 1/1600 ISO200)
※上の写真と同一個体

このような飛来種に出会うと、小さな昆虫が一体どこからどうやって遥々飛んできたのかといつも不思議に思います。
沖縄では、秋になると大陸からの季節風(北風、方言で「ミーニシ」(ミー:新しい、ニシ:北)と言います)が吹き始め、アカハラダカやサシバなどが渡ってきます。
渡りで有名なアサギマダラも秋に沖縄に渡ってくることが知られていますが、チョウやトンボも秋の季節風に乗って飛んでくるのでしょうか?