ナゴヤサナエ♂/茨城県/2006.09.24
OLYMPUS E-330+OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 (F5.6 1/500 ISO200)
※メガネサナエ属特有の腹部(第7~9節)の広がり。下から見ると笹の葉先や枝に紛れて見える?
前回の「ナゴヤサナエ その1」では江戸川下流の羽化の写真を紹介しました。
本種は初夏に河川下流で羽化したのち、秋に中流域で繁殖します。
江戸川下流の羽化個体がどこで繁殖しているかはわかっておらず、今回は茨城県の既知の繁殖ポイント(河川中流)で撮影した成熟個体の写真です。
ナゴヤサナエ♂/茨城県/2006.09.24
OLYMPUS E-330+OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 (F5.6 1/200 ISO200)
メスは打水産卵を行いますが、その前に岸辺の植物に止まり腹端に卵塊をつくります。
ナゴヤサナエ♀/茨城県/2006.09.24
OLYMPUS E-330+OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 (F5.6 1/200 ISO200)
※腹端に卵塊が見える。
この日は残念ながら交尾の撮影はできませんでしたが、下流で羽化したトンボがこうしてはるばる中流域まで戻り繁殖する姿に感慨深いものがありました。
また機会があれば撮りに行きたいと思います。