江戸川下流のヒヌマイトトンボの生息地で撮影したものです。
薄暗い中、フィルムカメラ手持ちでストロボ撮影なので背景は暗くなっていますが、そこから浮かび上がるような姿が結構好きだったりします。
こちらは当時よく使用していたデジカメでの撮影。
手振れ補正もあって小さなイトトンボも手持ちで簡単に撮れる時代になりました。
メスの未成熟個体は鮮やかな橙色をしています。
今回紹介した写真の撮影地は江戸川下流の行徳(行徳橋の直上流左岸)ですが、その後、当地からヒヌマイトトンボは姿を消しました。
当時、行徳可動堰改修による影響が懸念されたことから、当地で採集した幼虫(2000年及び2001年に計412個体)を飼育舎で増殖し、上流側に造成した代替地に放すことが行われたそうです。
(引用HP:ヒヌマイトトンボ育成保全 | 江戸川河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局)
その後、2013年に専門家による委員会で代替地での定着が判断され委員会が終了していますが、現在の状況がどうなっているか、気になります。